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リトル・バイ・リトル

0歳の女の子を育てながら暮らしています

マタニティーブルーと夫 

妊娠期間中、これまで一緒に過ごした時間の中で最も仲が良くなかった。
(こう思っているのも私だけかもしれないけど・・・)

今となっては「そんな心配無用だったわね」と笑い話に出来るけれど、
妊娠期間中は「この人はちゃんと父親になる自覚があるんだろうか?」
「子供のことをちゃんと可愛がってくれるんだろうか?」と疑いの眼差しを向けていた。

 

自分の体はどんどん変化して、お腹はみるみると大きくなるし、胎動だって感じる。
赤ちゃんを迎えるにあたっての必要なものの準備とか、病院がやってくれるお産のための教室とか、赤ちゃんのことを考える時間がどんどん増える。

そして仕事も休みに入ったら、ますます脳みその中は赤ちゃんのことで一杯になる。

 

そんな中、夫はいつもと変わらない生活。
赤ちゃんに必要なものが何なのか、お産の時に男性は何をすべきなのか、そんなこと一切知らなかった。
スマホで検索すればお腹の中の赤ちゃんの成長具合とか、赤ちゃんに必要なものとかすぐに分かる時代なのに。
そのくせ、暇さえあればスマホをいじってニュース見たり、調べ事をしている。


そんな時間があるんだったら、赤ちゃんのこと調べてくれてもいいじゃないか!!!

私の不満は溜まる一方だった。

 

「ねぇ、赤ちゃんの予定日がいつか知ってる?」
募る不安を少しでも小さいものにしたくて、超基本的なクイズを夫に出してしまった。
「当たり前だろ、バカにしてんのか?」
さすがに夫のご機嫌もナナメになってしまった・・・。

それくらい何だか分からないけれど追いつめられていた。

 

父親としての自覚を持たせたいがために、区が開催している「両親学級」にも申し込んで行ってきた。

周りは純粋に、赤ちゃんを迎える楽しみがいっぱいでやってきている夫婦ばかりで、そんな中、私は「夫の意識改革をせねば!」という意気込み。

けれど他の奥さんたちと話してみると、実は同じような思惑の人もチラホラ。

何だそんなものか、と安心して、その後の講義とか沐浴練習とかオムツ交換練習とか、一気にどうでもよくなってしまった。

人形相手に沐浴練習してもなぁ・・・みたいな。

(せっかく開催してくれた区の担当者の方ゴメンなさい・・・。)

 

夫に父親の自覚を持たせたくて試したあれやこれや。

自分の不安な気持ちを少しでも打ち消したくて、色んなこと仕掛けてしまったけれど、本当に意味がなかったと今なら分かる。

 

そして今になって思うのは「あれはマタニティーブルーだったんだ」ということ。

その時は自分はマタニティーブルーだとは思いもしなかったけれど、夫の一言一言にいちいち腹を立てたり、目くじらをたてていた自分は間違いなくどうかしていた。

 

今まさにマタニティーブルーの人には、産むと終わるから大丈夫!と声を大にして言ってあげたい。

そして、あの頃の自分に教えてあげられるものなら、本当に教えてあげたい。

 

あの散々なマタニティーブルー期を上手くやり過ごしてくれた夫にも今なら感謝できる。

 

2人目の妊娠を躊躇するのは、出産の時の痛みよりも、あのどうやってもコントロールできない自分の感情だと思う。